健康に支障が出て気づく夜勤の負担

夜勤は女性看護師にとって負担であるということは事実として知られていても、実際に行ってみると若い頃には大した負担と感じずにこなしてしまうことがよくあります。
体力も気力も充実していて、仕事に対してモチベーションが高い新人のうちはその傾向が強く、多少負担を感じてもなれないからだと押し切ってしまうのが実情です。
最初のうちは疲れや眠気を感じる程度で済んでいるものの、だんだんと歳を重ねてくると健康に支障が生じるようになってきます。
不眠に悩まされたり、生理不順が起こったりするのはその典型的なものであり、それに気づいてようやく夜勤が原因で体調が悪くなっているのに気づく看護師が多いのが現状です。
特に生理不順が起こり始めるのが子宝に恵まれる前である場合には切実に考えることが多くなり、積極的に日勤のみの仕事につこうと決意する人が多くなっています。
そうでない場合にはしばらく働き続ける人もいるものの、最終的には健康を理由にして退職したり、転職をして日勤のみで働き続ける職場を求めたりする人が多いのが実情です。
しかし、早めの決断をして長い期間に渡って苦しい日々を送っていないお陰で、看護師として働くことに対して抵抗感がなく、退職してしまった人も再就職を決意するケースが見られるようになってきました。
日勤のみでの採用が拡張されてきているからであり、健康問題の原因となっていた夜勤を行わずに再び働ける機会が開かれているのは大きな影響です。